「大相撲ガチャ」の関取控え座布団キーホルダーのデザイン(日本相撲協会提供)

 東京・両国国技館で開催中の大相撲夏場所は、さまざまな企画が話題を呼んでいる。カプセル玩具販売機「ガチャガチャ」には限定グッズがあり、力士にちなんだグルメも人気。日本相撲協会の担当者は「こんなにお客さんが並ぶとは思わなかった。取組以外の楽しみとして徐々に認知されてきているのではないか」と受け止めた。  名付けて「大相撲ガチャ」は昨年5月に初めて館内に設置。当初は人通りが限られる2階東側に2段式が5台10口ほどだったが、好評により今場所は1、2階正面側に計25台50口が並ぶ。  グッズに登場できるのは主に関取で、本場所でしか手に入らない貴重な品々がずらり。土俵下の控えで使う座布団をかたどったキーホルダーや行司のアクリルスタンドなど1回500円だ。1回100円でできる証明写真風シールは関取、親方、行司、呼び出しなど全268種もあり、マニアの心をくすぐる。  老若男女を問わず外国人にも盛況で、混雑時は1度につき3回までに制限。午前中に品切れになることもある。「売上額は毎場所最高を更新している。親方が誰かに『回してきてくれ』と頼むこともある」と担当者。今場所からはクレーンゲームも新たに導入された。


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