20日から活動を無期限で休止するバレーボール男子2部(V2)の大分三好ヴァイセアドラーが19日、大分市屋山の体育館で、ファンに感謝を伝える催しを開いた。県内外から約300人が訪れ、目の前で繰り広げられる選手のプレーに拍手を送り、活動再開を願う声もあった。
午後1時にスタートしたイベントの前半は、選手ら14人が2チームに分かれ、ボールを二つ使うなど変則的なルールで2試合を戦った。選手は本番さながらの強烈なスパイクやサーブなどを見せ、得点が決まると絶叫して喜びを表現し、会場を盛り上げた。
後半は交流の時間が設けられ、ファンはお目当ての選手と写真を撮るなどして楽しんだ。
最後に選手全員があいさつし、久保田雅人選手は「勝てなくてつらいこともあったが、皆さんが背中を押してくれた。旅立ちだが、これからも皆を応援してくれたらうれしい」などと述べた。
大分三好のジュニアクラブなどでプレーする臼杵市の中学2年、後藤夢翔(ゆうと)さん(13)は「選手が明るくて見習いたい。プロの選手になって再開した三好でプレーしたい」と話した。【神山恵】
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