中国の上海で開かれているパリオリンピック予選シリーズのスケートボード男子ストリート決勝は、階段やレールなどが設置されたコースで、45秒間滑って技を何度も繰り出す「ラン」を2回、1回の技で勝負する「ベストトリック」を5回行い、それぞれの得点の高い3回の合計で競われました。
8人で争う決勝には日本から3人が進出し、このうち世界ランキング6位の小野寺選手は、前半の「ラン」で、スピードのある滑りからボードを回転させる技などを次々と成功させてトップに立ちました。
後半の「ベストトリック」では、2回目で、ボードの後ろの部分を手すりに滑らせたあと、空中で回転させて着地する大技を決めて高得点をマークし、合計277.34で2位に入り、初のオリンピック出場へ向けて代表争いの世界ランキングで日本勢トップに立ちました。
また
▽世界ランキング10位で17歳の佐々木音憧選手が、「ベストトリック」で90点台を2回そろえて4位となったほか
▽世界ランキング5位で20歳の根附海龍選手が8位でした。
優勝は東京オリンピックの銅メダリストでアメリカのジャガー・イートン選手でした。
この種目で日本からパリオリンピックに出場できるのは最大3人で、今大会では、東京オリンピック金メダリストの堀米雄斗選手や、世界ランキング1位の白井空良選手などの実力者が決勝に進めず、代表争いはさらに混戦となっています。
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