第76回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)が18日、群馬県で開幕した。千葉県大会1位の専大松戸が東海大相模(神奈川2位)と上毛新聞敷島球場(前橋市)で対戦し、3―9で敗れた。千葉2位の中央学院は19日午前10時から同球場で常総学院(茨城1位)と対戦する。
(18日、第76回春季関東地区高校野球大会2回戦 専大松戸3―9東海大相模〈神奈川〉)
6点を追う七回裏2死二塁。専大松戸の4番打者、清水友惺(3年)が打席に立った。走者を返し、さらに好機を広げたい場面。「ここから1点でも多く返す」
大きな当たりを打つ4番ではないと自覚している。つなぐ意識で振った6球目。内角の直球を右前にはじき返し、二塁走者が生還した。「粘って粘って、詰まっても振り抜いて、持っていけた。力はついたのかな」
一方、打撃に加え、守りでも役割を果たす思いを強くした。
エース梅沢翔大(同)が県大会で負傷し、関東大会には出場できなかった。この日、5人で継投するも9失点。清水も、七回表に救援に入ったが、公式戦初マウンドは打者4人から本塁打を含む2安打を浴び、3失点。満足いく投球とは言えなかった。
「夏は梅沢1人じゃ勝てない。今日は自分の投球ができなかったけど、このままじゃ終われない。投手陣はもっと粘り強くなり、自分もその中に加わっていきたい」。夏に向け、投打で飛躍を誓った。(杉江隼)
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