ラグビーリーグワンのプレーオフは、レギュラーシーズンの上位4チームがトーナメント方式で争います。
18日は準決勝の1試合が東京・秩父宮ラグビー場で行われ、レギュラーシーズンを16戦全勝で1位通過したワイルドナイツと4位のイーグルスという去年の準決勝と同じ顔合わせとなりました。
ワイルドナイツは前半4分にウイングの竹山晃暉選手のトライで先制し、前半9分にもトライを奪って13対3で試合を折り返しました。
一方、イーグルスは後半4分に力強いモールからこの試合初めてのトライを奪い、13分にもウイングの竹澤正祥選手がトライを挙げ、その後のゴールキックも決まって一時17対13と逆転しました。
しかし、ワイルドナイツは南アフリカ代表として2大会連続でワールドカップを制したセンターのダミアン・デアレンデ選手が19分に再びリードを奪うトライを決め、日本代表の松田力也選手がゴールキックも決めて20対17とし、そのまま逃げきりました。
今シーズン限りでの引退を表明しているワイルドナイツの38歳のフッカー、堀江翔太選手は後半6分から途中出場し、チームの逆転勝利に貢献しました。
一方、イーグルスはレギュラーシーズンの2試合でいずれも圧倒された相手に対し、粘りを見せましたが、あと一歩及びませんでした。
準決勝のもう1試合は、19日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、レギュラーシーズン2位の東芝ブレイブルーパス東京と、3位の東京サントリーサンゴリアスが対戦します。
決勝は5月26日、東京・国立競技場で行われます。
今季で引退 ワイルドナイツ堀江翔太「もちろん優勝したい」
ワイルドナイツの堀江選手は、試合後のインタビューで「自分たちのミスが続いて相手にチャンスを与えてしまい、自分たちで首を絞める展開だった。プレーオフになるとそういった緊張感もある」と接戦となった準決勝の戦いを振り返りました。
昨シーズンはプレーオフの決勝で敗れたことを踏まえ、自身が掲げる「優勝で現役引退」まであと1勝となったことについて「もちろん優勝したい。去年めちゃくちゃ悔しい思いをしたので、最高の形で終われるようもう一度チーム一丸となってしっかりと修正して次に進みたい」と話しました。
そして、東京・秩父宮ラグビー場での試合が18日が現役最後になったことについて聞かれると「大学1年の時からここにはお世話になりましたが、もう十分です」と答え、会場の笑いを誘っていました。
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