ゆるいことで苦手意識がなくなり、誰もが参加できて長く続けられる「ゆるスポーツ」とは。
フジテレビ・今湊敬樹キャスターが取材した。
今湊キャスターが参加したのは「ゆるスポーツランド2024」。
世界ゆるスポーツ協会・澤田智洋代表理事「年齢とか性別とか、障害があるない関係なく、みんなが笑いながら楽しめるスポーツを『ゆるスポーツ』と言っている」
スポーツの苦手意識をなくすことも目指すこのイベントは、誰でも簡単にできるよう作られているため、対戦相手に応じたハンディは必要ない。
イベントに参加した今湊キャスターが、両親と訪れていた男の子と2番勝負した。
1戦目は、マイクを通した声の振動で土俵の力士が戦う「トントンボイス相撲」。
こちらは男の子に軍配が上がった。
続いては、しりもじで丸を書き、画面上に自分の色のお尻を多く埋めた方が勝ちの「オシリウスの塔」。
こちらも男の子の勝利となった。
人々の交流も目的としているゆるスポーツには、ペアやチームで行う競技もたくさんある。
例えば、イモムシウェアを着て行う「イモムシラグビー」。
移動は、ほふく前進か回転のみで、ボールを持つ人は相手チームに体をタッチされたらパスしなくてはならず、5タッチで攻守交代となる。
また、たくさん走るイメージが強いサッカーをゆるくした「500歩サッカー」という競技もある。
ハードに動き過ぎない設計になっており、500歩以上動くと即退場というもの。
激しく動くとあっという間に500からカウントが減っていき、止まるとまた一歩ずつ回復していく。
休むことを良しとされるため、体力に自信がない人でもできるようなルールになっている。
参加者「小学校とかの授業で、こういうスポーツがもっと増えると苦手と言っている子が減るんじゃないかなと話していた。自分が子どもの時もやりたかったなと思った」、「(Q. 何が一番楽しかった)お尻回すところ」、「(学生の頃)体育の成績がずっと悪かった。運動神経とか全然関係なく、むしろわたしの方が点数が良い競技が結構あったので、これだったら運動が楽しめるなと思った」
スポーツだけではなく、誰でも演奏できる楽器がそろう「ゆるミュージックエリア」もある。
複雑な指使いができなくてもギターを弾くことができる。
自身も運動が苦手だったこと、また息子に障害があることから、ゆるスポーツを作ったという澤田智洋さんは次のように話す。
世界ゆるスポーツ協会・澤田智洋代表理事「僕が究極的にやりたいのは、スポーツに限らず、いろんなものを緩めていって、それに対して苦手意識がある人をなくしていくこと。生きづらさや苦手意識があるなら、その対象となるものをどんどんみんなで緩めて変えませんかというのは、すごく伝えたい」
いろんなものをゆるめて、世の中の苦手意識を取り除くことを目指している。
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