スポーツクライミングで期待の星が輝きました。
5月12日に岩手県盛岡市で開かれたボルダーユース日本選手権の決勝戦で、水沢高校2年の本明佳選手が男子のユースAで優勝を果たしました。

ボルダーは「課題」と呼ばれるコースを制限時間内にいくつ登れたかを競う種目です。

ユースの日本選手権が県内で開催されるのは初めてで12日は決勝戦が行われました。

県勢で唯一決勝に進んだのは、水沢高校2年で県山岳スポーツクライミング協会所属の本明佳選手。
最初の課題を難なく攻略すると勝負の2つ目に挑みます。

本明佳選手
「2課題目は結構ギリギリの完登になった。バランスや思い切るところでちゅうちょしてしまった」

それでも制限時間ギリギリに力強い雄たけびとともに見事登り切りました。

そして圧巻は最終コース、勢いをつけて一気にスタートすると、開始から50秒ほどで完登しガッツポーズが飛び出します。

終わってみれば3つ目のコースを登り切ったのは本明選手だけで、唯一の「3コース完登」で優勝を果たしました。

本明佳選手
「岩手県の知り合いみんなから大声援を受けて、それが力になって勝てたと思う。日本で1位になれたので世界でも1位になれると思う。頑張る」

スポーツクライミングユース日本代表 西谷善子ヘッドコーチ
「本人の特性を把握して強化して世界ユースに臨んでいきたい」

優勝した本明選手は8月に中国で開催される世界ユース選手権に日本代表として出場します。

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