アーティスティックスイミングのパリ五輪代表に長野市のクラブに所属する和田彩未選手と小林唄選手の2人が選ばれました。和田選手は「長野にメダルを持ち帰りたい」と意気込みを語りました。
12日、長野市のアクアウイングで行われた「長野アーティスティックスイミングクラブ」の練習。
その中で、足技の基礎練習に取り組んでいたのは千曲市出身の和田彩未選手(20)です。
10日、日本水泳連盟がパリ五輪代表選手を発表、同じクラブの長野市出身の小林唄選手(21)とともに、初めて選ばれました。
和田彩未選手:
「五輪に出場できるということはすごくうれしいんですけど生半可な気持ちではなく、ここからしっかり練習に打ち込まなければいけないという、ピリピリした空気感があるので、しっかりここから頑張っていきたい」
二人は、中学時代からデュエットを組み、日本選手権で3連覇するなど、切磋琢磨してきました。ともに日の丸を背負うようになり、2023年7月の世界選手権では銀メダル獲得に貢献しました。
小林唄選手(去年8月):
「ずっと家族の次ぐらいに一緒にいる彩未ちゃんと一緒に代表に入って同じ種目でメダルを取れて、奇跡だなって思います」
今年2月の世界選手権でもメダルと、オリンピック出場権の獲得に貢献。目標だった2人そろっての代表入りが決まりました。
和田彩未選手:
「『(代表に)2人で入れてよかったね』ということは話した。これからがんばっていく上でも、すごく唄ちゃんの存在が大きいですし、2人で入れて本当によかった」
クラブの後輩たちは…
後輩(中3):
「中1の時に、一緒に日本選手権やチャレンジカップで泳がせてもらった先輩が五輪に行けて、本当にすごいと思いました」
後輩(大1):
「私も同じぐらい『五輪が近い存在になったんだ』という気持ちになって、気持ちが追いついていない。メダル取ってほしいです」
二人を長く指導するコーチは…
渡辺葵コーチ:
「すごく安心とうれしさと、いろんな気持ちがありました。全てが一発勝負なので、本当に思いっきり泳いできてほしいという気持ちで送り出したい」
クラブからのオリンピック代表は、リオ大会に出場した箱山愛香さん以来。
箱山さんが銅メダルを持ち帰ってきたように、和田選手も「メダルを持ち帰りたい」と意気込みます。
和田彩未選手:
「2人でこの長野の地にメダルを持ち帰りたいという気持ちはすごく大きいです」
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