5月12日(日)、東京競馬場(芝1600m)でヴィクトリアマイル・GIが行われた。
14番人気のテンハッピーローズ(牝6・津村明秀)が残り200mを切った直線で抜け出し、GI初制覇。春の女王に輝いた。
2着にフィアスプライド(牝6・C.ルメール)、3着にマスクドディーヴァ(牝4・J.モレイラ)が入った。
1番人気のナミュール(牝5・武豊)はスタートで出遅れ、8着に終わった。
21年目、悲願のGI初制覇となった津村明秀騎手(38)は勝利騎手インタビューで涙ながらに喜びを語った。
――GI初制覇
ありがとうございます。
――今の思いは
いやあ、もう…(涙)無我夢中でした。直線がすごく長く感じて、必死に追っていました。
――ゴールを駆け抜けて大きなガッツポーズ
人気はなかったんですけど、この馬にも絶対チャンスがあると思って乗っていたので、ホント今までの馬の頑張りと、支えてきてもらった頑張りがここで出てホント良かったです。
――21年目、改めて道のりを振り返って
いやあ、もう、ホントに長くて…。もう勝てないかもしれない、っていう思いはありましたけど。それでもやっぱりあきらめちゃダメだと毎年毎年思って。何とかGIに乗れるように、小さいレースから、午前から午後まで、何とかたどり着けるように頑張ってきました。
――ここまで頑張ってきた力は
もう間違いなく家族の支えが、一番でかくて。いつも僕のことを一番応援してくれる妻と息子2人がいつも応援してくれていました。
――家族にどんな言葉を
きっと今3人、サッカーの試合を観に行っているので(笑)テレビ中継で観ていると思いますけど、帰ったらみんなを抱きしめたいです。
――6度目のコンビ、テンハッピーローズは
左回りの方がいいっていうのは何回か乗って分かっていたので、ホントにこの馬の末脚を信じて、4コーナーまで上手くいけばと思っていたんですけど、ホントに上手くいって。最高の形で直線を迎えられました。
――最後に喜びを一言
GIやっと勝ちました。けどこれで終わりじゃなくて、まだまだ勝ちたいなっていう気持ちがまた強まってきたので、これからも頑張ります。応援よろしくお願いします。
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