9日に競技者としての現役引退を発表した宇野昌磨選手(トヨタ自動車)は、幼少期から頭角を現し、国内外で活躍。主要国際大会はオリンピックを除いて全て優勝を果たしている。
2014~15年シーズンは、ジュニアグランプリ(GP)ファイナル、世界ジュニアでいずれも金メダルを獲得。15~16年シーズンにシニアへ舞台を移すと、19年の4大陸選手権で出場5回目にして初優勝した。世界選手権は22年大会で初制覇し、同年のGPファイナルでも頂点に立った。23年世界選手権で、日本男子初の連覇を達成した。
冬季五輪は18年平昌、22年北京に出場。20歳で出場した平昌大会は銀メダル、北京大会は個人で銅メダルを手にし、団体でも銅メダル(後にドーピング問題で銀メダルに繰り上げ)獲得に貢献した。フィギュアスケートで日本選手による五輪メダル3個は歴代最多となっている。
また国内最高峰の全日本選手権は、ジュニア時代に出場した11年大会から13年連続で出場。14年大会で2位となって以降は、引退する23年大会(優勝)まで10年連続で2位以上の成績を残した。優勝6回は本田武史さん、羽生結弦さんに並び歴代2位タイとなっている。【倉沢仁志】
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