東京六大学野球春季リーグの東大との開幕戦で「4番・一塁」で先発出場し、三回に中越えの先制適時二塁打を放った慶大の清原正吾選手=神宮球場で2024年4月13日午後1時5分、黒詰拓也撮影

 東京六大学野球の春季リーグは13日、神宮球場で開幕した。プロ野球の西武、巨人などで活躍した清原和博さんの長男で、慶大4年の清原正吾選手が東大との1回戦に「4番・一塁」で先発出場した。三回の第2打席で中越え適時二塁打を放って先制点を挙げるなど、4打数1安打1打点。第1打席では死球で出塁する場面もあった。試合後の主なコメントは次の通り。【黒詰拓也】

 (先制点を挙げた)三回の打席は、最低でも犠牲フライ(を打とう)と思って打席に入り、低めのカットボールを打ちました。(リーグ)初打点だが、あまり意識していません。死球は痛くなくて、覚えていません。チームが勝てて良かったです。

 朝に監督から「4番」と聞いて、引き締まる思いで試合に入りました。泥臭くやってやろうと思いました。冬場にスイングが鋭くなって去年とはひと味違う打撃になりました。良い投手に対してはコンパクトに振って、センター返しを意識しています。

 覚悟を決めて始めた野球なので、妥協せずに練習してきました。今年は最終学年。後悔せずに終わりたい。その結果としてプロ(の世界)でやれる力がついているなら目指したいです。将来のことは考えていません。

 父には「先制点を挙げられたよ」と伝えたいです。

清原和博さん

 開幕戦でいいタイムリーヒットが出て、正吾もホッとしているのではないでしょうか。元気にプレーしている姿を見ることができてうれしく思います。今後も、チームのために頑張ってほしいです。

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