北海道出身の桑井さんは34歳。

レフェリーになる前は、7人制ラグビーの選手として活躍し、2016年のリオデジャネイロオリンピックに日本代表として出場しました。

桑井さんは2021年に引退したあと、レフェリーとして再びオリンピックの舞台に立つことを目指して、レフェリー技術を高めるため社会人のチームの練習に参加するなどして努力を重ねてきました。

桑井さんは短い期間で実績を作ってアピールするために、国際大会に積極的に参加するなどした結果、パリオリンピックのレフェリー団のメンバーに選ばれました。

日本ラグビー協会によりますと、選手とレフェリーの両方でオリンピックに出場するのは、世界のラグビー界で桑井さんが初めてとなります。

桑井さんは「心が折れそうになったときもありましたが、たくさんの方の応援で、何度も勇気をもらいました。準備してきたことをオリンピックの舞台で発揮し、選手のパフォーマンスを最大限に引き出せるように、ベストを尽くします」とコメントしています。

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