ラグビー・リーグワンのプレーオフトーナメントに向けて意気込みを語る(左から)埼玉の坂手淳史、横浜の梶村祐介、BL東京のリーチ・マイケル、東京SGの堀越康介の4主将=東京都内で2024年5月8日、角田直哉撮影

 ラグビー・リーグワンの今季王者を決めるプレーオフ(PO)トーナメントに進んだ埼玉(レギュラーシーズン1位)、BL東京(同2位)、東京SG(同3位)、横浜(同4位)の4チームの主将が8日、東京都内で記者会見を行い、頂点への意気込みを語った。

 シーズン無敗で2季ぶりの優勝を目指す埼玉は、18日の準決勝(秩父宮)で横浜とぶつかる。今季2度の対戦は53―12、43―14と、いずれも埼玉が快勝した。

 ただ過去には横浜の変則的なサインプレーから失点した経験もあり、埼玉の坂手淳史主将は「何をやってくるか分からない」と警戒する。その上で坂手主将が「今季一番熱いゲームがここから始まる。しっかり準備して臨みたい」と言えば、横浜の梶村祐介主将も「何をするか分からないアタックは自分たちの強み。ワクワクするラグビーを届けたい」と熱戦を予告した。

 準決勝のもう一試合は19日(秩父宮)のBL東京―東京SG戦。シーズン2度の対戦は26―19、36―27とBL東京が勝利したが、いずれも拮抗(きっこう)した展開だった。

 同じ東京都府中市を拠点とするライバル同士の一戦。BL東京のリーチ・マイケル主将は「府中ダービーは楽しい」と特別な思いを明かした上で、「相手は勝ちきる能力が高い。しっかり準備したい」。東京SGの堀越康介主将は「圧倒的なフィジカルと(ニュージーランド代表経験も豊富なSOリッチー・)モウンガを中心に多彩なアタックを仕掛けてくる。リベンジできるチャンスがきて興奮している」と三度目の正直を誓った。【角田直哉】

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