12月30日に行われる「富士山女子駅伝」。毎年選手たちを先導しているのが警察の白バイ隊員です。2024年、その大役を任された女性白バイ隊員を取材しました。

訓練場で華麗なハンドルさばきを見せる古見友里菜さん。

警察官6年目、白バイ隊員3年目で念願だった富士山女子駅伝の先導を任されました。

小学生のころから駅伝のランナーとして様々な大会に出場していた古見さん。

選手をゴールまで安全に導く白バイ隊員の姿に憧れることは自然なことでした。

県警交通機動隊・古見友里菜 巡査:
白バイは、選手の1番近くで安全に走れるようサポートするところがかっこよくて憧れて、白バイ隊員になりたいと思った

憧れの白バイ隊員となった古見さんですが、実は一度警察官になる夢を諦めていました。

県警交通機動隊・古見友里菜 巡査:
警察官(採用試験)がダメだったけど、交通巡視員で採用してもらって

交通巡視員として働くと決めたものの警察官とともに日々駐車違反などの取り締まりを行う中、白バイ隊員の仕事が身近になったことで気持ちが揺らぎました。

県警交通機動隊・古見友里菜 巡査:
先輩や上司に「やっぱり警察官が良い」と話をしていて、それならすぐに受け直した方が良いと背中を押してもらった

巡視員の仕事をしながら勉強を重ね再び採用試験に挑戦。

警察官の夢をかなえました。

挫折を乗り越えた強い心とランナーとしての経験を活かし、いよいよ憧れの舞台に挑みます。

県警交通機動隊・古見友里菜 巡査:
駅伝のスタートからゴールまで選手が今までの練習の成果を存分に発揮して大会に臨めるよう安全に配慮した先導を心掛けたい

全24チームがしのぎを削る富士山女子駅伝。

選手とともに43.4kmを駆け抜ける古見さんの先導にも注目です。

富士山女子駅伝は12月30日に行われます。

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