2025年1月5日に開幕する春の高校バレー全国大会。宮城男子代表・東北高校は世代ナンバーワンセッターとの呼び声高い瀬川桜輝選手を中心に2002年以来の春高制覇を狙います。
3年連続33回目の春高出場となる東北。今年のチームの特長はスピード感のある「緻密なコンビバレー」。県大会では多彩な攻撃パターンで相手を翻ろうし、全試合ストレート勝ちで全国への切符をつかみ取りました。
東北高校 吉田康宏監督
「コンビバレーのスタイルで昨年とは違う機動力が今年の持ち味」
チームの中心はキャプテンでセッターの3年生・瀬川桜輝選手。全国高校選抜でもキャプテンを務め、多彩で正確無比なトスワークから世代ナンバーワンセッターとの呼び声高い逸材です。
東北高校 瀬川桜輝選手(3年)
「どこからでも打てるというのがチームの持ち味で、そこを生かして攻撃のバリエーションを多くするというところは、自分の持ち味としてある」
そのポテンシャルを吉田監督も高く評価します。
吉田康宏監督
「1年生の時から状況判断も含めて、司令塔としてやってきているので、みんなの生かし方、そういったものはずば抜けてすぐれている」
そんな瀬川選手にはセッターとして成長するきっかけとなったプレーがあります。
瀬川桜輝選手
「特に去年、ベスト8で負けたところは悔しさというのが強かった」
前回の春高全国大会準々決勝、大阪府代表・昇陽戦。相手にゲームポイントを握られた場面でのこのトス。
瀬川桜輝選手
「自分がクイックをあげたんですけど、そこがしっかり合わずに相手に拾われてという形だったので、あそこの選択というか、しっかり打たせて決めていたら結果は変わっていたのかなと振り返れば思います
改めて感じた一球の大切さ…。春高での雪辱を誓い、これまで努力を重ねてきました。
瀬川桜輝選手
「トスの精度の部分は1番こだわってるかなと自分としても思いますし、全国大会で上に行けば、1つ1つの積み重ねが命取りになると思うので、練習からも1つ1つのトスは意識しています」
磨き続けたそのトスは、今では「精密機械」と称されるほどの精度を誇ります。そんな瀬川選手にチームメイトは絶大な信頼を寄せています。
阿部天翔選手
「自分の打ちたいところに、どんな状況でもトスを持ってきてくれて」
野村達希選手
「スパイカーのことがすごく見えているので、周りが見えていて合わせてくれるので非常に助かります」
夢舞台でのミスを糧に大きく成長した世代ナンバーワンセッター瀬川桜輝選手。こだわり抜いたそのトスでチームを頂点に導きます!
瀬川桜輝選手
「トスの精度っていうところは世代の中でも1番と言われるようにプレーしたいと思いますし、今まで日本一という目標を掲げてきたので、いい状態でいいチームを作って、最後の春高に臨みたいと思ってます」
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