大牟田市庁舎本館屋上からカラーテープを垂らし、大牟田高駅伝部の全国高校駅伝男子2位を祝った報告会=大牟田市有明町の市庁舎本館前で2024年12月24日午後3時ごろ、降旗英峰撮影

 男子第75回全国高校駅伝競走大会で2位だった大牟田高駅伝部が24日、大牟田市役所前で報告会をした。市民ら約300人が集まり、市庁舎本館の屋上からカラーテープを垂らして選手の活躍を祝った。

 選手がマイクを持ち、1区で2位と好走した本田桜二郎選手(2年)は「育った大牟田に恩返しができた」、2区の久保茉潤(まひろ)選手(3年)は「普段の練習時から道を空けてくださる」と市民に感謝した。

 3区の松田祐真主将(同)は区間4位にとどまり、「順位を落とし、個人としては悔しい。箱根駅伝で大牟田を全国にとどろかす走りをしたい」と大学での活躍を誓った。沿道に「20回も」ガッツポーズを見せた4区区間賞の野田顕臣(けんしん)選手(同)は「地域の人、両親、先生、全員で取った2位」と振り返った。

 5区区間賞の塚田虎翼(たけと)選手(同)は「道路を優先的に使わせていただき、区間賞を取ることができた」、6区区間賞の森本守勇(しゅう)選手(同)は「大学でも感動を与える走りをしたい」と話した。アンカーの7区、村上遵世(じゅんせい)選手(2年)は「もう一度チャレンジできる」と来年を見据えた。

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 古豪復活をOBも喜んでいる。元駅伝部員で熊本県南関町の会社員、坂本智誠(ちせい)さん(72)は毎日新聞の取材に「昨年亡くなった大見治夫・元監督も喜んだでしょう」としのんだ。全国優勝した42回大会の中心選手で、現在は福岡市の情報通信会社部長を務める川波貴臣さん(50)は「県予選で負ける時代もあり、2位は感慨深い。選手みんなが生き生きと走っていた」と活躍をたたえた。【降旗英峰】

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