琴櫻は先場所、千秋楽の相星決戦を制して14勝1敗の成績で大関在位5場所目にして初めての優勝を果たしました。

琴櫻は、23日発表された初場所の番付で先場所に続いて東の大関に座りました。

琴櫻は先場所のように得意の四つ相撲に加えて磨いてきた突き押しなど多彩な攻めで、初場所で初めての「綱とり」に挑みます。

また、先場所、千秋楽で琴櫻に敗れたものの13勝をあげた豊昇龍は西の大関に座りました。

横綱審議委員会は、横綱に推薦する条件として「大関で2場所連続の優勝」を原則とし、「これに準ずる成績をあげた力士を推薦する場合は、出席した委員の3分の2以上の決議が必要」と内規で定めていて、山内昌之委員長や、日本相撲協会の高田川審判部長は、初場所の成績しだいでは豊昇龍にも横綱昇進の可能性があるという見解を示しています。

一方、三役では、先場所10勝をあげ技能賞を受賞した若隆景が去年夏場所以来、10場所ぶりに小結に復帰しました。

4場所ぶりに関脇に復帰した兄の若元春とともに去年の夏場所以来の兄弟同時三役となりました。

新入幕はモンゴル出身で片男波部屋の玉正鳳です。

31歳の玉正鳳は所要79場所での新入幕で、外国出身の力士では戦後、最も遅い昇進です。

大相撲初場所は来月12日に東京・両国の国技館で初日を迎えます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。