ペアフリーで演技する三浦璃来、木原龍一組=東和薬品ラクタブドームで2024年12月22日、吉田航太撮影

 フィギュアスケートの全日本選手権最終日は22日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームでペアのフリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の「りくりゅう」こと三浦璃来選手、木原龍一選手組(木下グループ)が138・17点、合計212・33点で、結成1季目で優勝した2019年以来5年ぶりの優勝を果たした。

 「りくりゅう」の2人は今大会開幕前の時点で、今季と直近2シーズンの成績を加味したワールドスタンディング、国際スケート連盟公認大会のシーズン最高得点でともに日本選手トップにつけていた。25年3月の世界選手権(米ボストン)のペア出場枠は「3」で、今大会を制したことで代表選出が確実な情勢となった。

 カナダを練習拠点にする2人は19年大会以来の全日本選手権出場。過去4年は新型コロナウイルスの影響や故障、渡航トラブルで出場できていなかった。この間に世界選手権など国際主要大会3冠を果たすなど世界的ペアに成長した。

 SP2位の「ゆなすみ」こと長岡柚奈選手、森口澄士選手組(木下アカデミー)が114・86点、合計176・68点で2位となった。【深野麟之介】

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