全国高校駅伝で連覇を狙う佐久長聖高校（長野）が、2023年の優勝メンバー2人を中心とした強力なチーム編成を発表した。5000mで13分台を記録する選手が5人そろうなど、昨年の大会新記録での優勝を上回る「最強のチーム」を目指している。27年連続27回目の出場となる同校は、12月22日に京都で行われる大会に向けて、さらなる記録更新と連覇を視野に入れ、21日（土）にオーダーを発表した。
■「世代ナンバーワン」浜口選手が1区
チームを引っ張るのは、主将の浜口大和選手と副主将の佐々木哲選手だ。浜口選手は2023年、2年生ながら4区を走り区間2位の走りで優勝に貢献。今年の国民スポーツ大会でも5000mで優勝し、「世代ナンバーワンのランナー」と呼ばれている。
浜口選手は「良い状態に仕上がっていて、都大路に向けて右肩上がりにピークを持って行けるようにして、恩返しができるような走りをしたい」と意気込みを語った。
■区間記録保持者が3区に
佐々木選手は、2023年の大会で5区を走り区間新記録を樹立。夏の高校総体でも3000m障害で優勝するなど、実力は全国トップクラスだ。
佐々木選手は「キーポイントになる長距離区間で役割を果たす走りができるように、最強のチームを作って、最高の結果を残すことにチーム全体で取り組んでいきたい」と決意を示した。
■高見沢監督「いつも通りやっていきたい」
高見沢勝監督は、「連覇という特別な目標ですが、特別なことをするのではなく、いつも通りやっていきたい。周りの方の期待も感じるので、期待に応えられる成果を残していきたい」と語り、着実な準備の重要性を強調した。
佐久長聖高校は、浜口選手、佐々木選手以外にも5000mで13分台を記録する選手が3人おり、層の厚さが際立っている。全国高校駅伝での連覇に向けて、チーム一丸となって大会に挑む。
都大路を駆ける全国高校駅伝は12月22日（日）、京都市で行われる。
■オーダーリスト
【オーダーリスト】
男子 42.195km 7区間
1区（10km） 浜口大和選手(3年)
2区（3km） 松山優太選手(3年)
3区（8.1075km） 佐々木哲選手(3年)
4区（8.0875km） 篠和真選手(3年)
5区（3km） 酒井崇史選手(2年)
6区（5km） 岸端悠友選手(3年)
7区（5km） 石川浩輝(3年)
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