国際柔道連盟(IJF)は19日までに、2028年ロサンゼルス五輪に向けたルール変更の詳細を発表し、方針が固まっていた「脚取り」の解禁は一転して見送りとなった。17年から廃止の「有効」は復活し、寝技では5~9秒の抑え込みで認められる。  関係者によると、立ち姿勢で組んだ状態からの攻撃では、脚など帯から下を攻める行為を罰則対象としない方向で協議が進んでいた。だがセミナー間近になってIJF上層部が翻意。袖と襟を持って組み合う柔道が世界的に浸透してきた中、従来の海外勢のようにすくい投げや肩車を軸に脚を狙う変則スタイルが再び横行するのを懸念し、土壇場での方針転換に至ったという。

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