スポーツです。1月5日に開幕する春の高校バレー全国大会。宮崎県女子代表の日南学園は、初の大舞台を楽しもうと準備を進めています。
日南学園女子バレーボール部には選手20人が所属。創部から58年の間には、部員不足で大会に出場できない期間もありました。そんな日南学園は、11月の春高バレー県予選で快進撃をみせ決勝に進出。フルセットに及ぶ接戦を制し、初の全国大会出場を決めました。
(渡辺杏美キャプテン)
「すごく最高に幸せでした。相手に勝つことはもちろんですけど、それよりただ純粋にバレーが楽しいという気持ちがいっぱいでした」
1・2年生が主体の日南学園の平均身長は162センチ。選手たちは小柄なチームでも全国で活躍できるところを見せたいと意気込んでいます。
注目は身長153センチのスパイカー、加藤夕葵選手。スパイカーとしては一際小柄ですが、ジャンプ力を生かした多彩な攻撃が持ち味です。
(加藤夕葵選手)
「ただ真っすぐ打つのではなく相手のコートを見てコースをねらったり(相手の)ブロックのワンタッチを取るようにしている。(全国大会では)トスが上がったら全部決められるように頑張りたいです」
守りの要はリベロの酒井結衣選手。強い気持ちでボールに食らいつくプレーはチームを勇気付けます。
(酒井結衣選手)
「攻撃までボールがつながるように私が中心となってレシーブしようと思います。粘り強いプレーで全員一丸となってベスト8に届いたらと思っています」
「楽しく真剣に」をモットーとする日南学園。県予選決勝で何度も訪れたピンチではこんな声かけがありました。
(監督)
「楽しんでください」「このワクワクする局面、頑張れよ(笑)」
(選手)
「笑顔を忘れずにね」
(加藤涼監督)
「やっている選手たちが心の底から楽しかったと思う。それが前面に出た試合だったと思います。(全国大会は)練習してきた成果を発揮する場なので、とにかく地に足をつけてやってきたことを発揮する大会にしたいと思います」
(渡辺杏美キャプテン)
「拾ってつないで決めきって自分たちのつなぐバレーをしたいと思います」
また、この日の練習後には・・・。
選手たちがおいしそうに頬張るのはそぼろ丼と野菜スープ。調理科で学ぶ選手などが腕を振るいました。
(選手)
「味がめっちゃちょうどいいです。(出来ばえは)120点です」
チームワーク抜群の日南学園、初の大舞台で全国の強豪に挑みます。
「明るく楽しく真剣に頑張るぞ!オー!」
日南学園の初戦は1月5日、東京体育館で山形県代表の米沢中央と対戦します。
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