年末の風物詩全国高校駅伝が今週末、京都で行われます。宮城からは出場するのは宮城県大会を勝ち上がった仙台育英・男女と、地区代表を勝ち取った東北です。
12月22日に号砲を迎える全国高校駅伝。10月の県予選で宮城県代表枠を勝ち取ったのは、今年も仙台育英の男女でした。このうち女子は33年連続33回目の都大路。全国ではここ2年連続2位。あと一歩のところで優勝を逃してきました。
仙台育英女子 釜石慶太監督
「日本一をめざして門を叩いてくれた選手たち。シルバーメダルだけでは卒業させるわけにはいかない。」
去年はゴール直前でかわされわずか1秒差で2位。選手たちもリベンジに燃えています。
仙台育英3年 長岡みさき選手
「チーム全体として力がついてきていると思う」
仙台育英3年 細川あおい主将
「去年は1秒差で負けて悔しい思いをした。最後笑顔で全員で終われるようにしたい」
一方10年連続33回目の出場となる男子は前回大会8位。悔しさを経験した選手たちはこの一年間じっくりと力をつけてきました。
仙台育英男子 千葉裕司監督
「走って経験した子たちの経験値と、肌で感じた悔しさをぶつけてくれれば」
目指すはただ一つ、2019年以来遠ざかっている全国の頂点です。
仙台育英2年 近江亮選手
「チームの雰囲気は優勝にむけて盛り上がっている。チームに勢いを付けられるような走りがしたい」
仙台育英3年 森尻悠翔主将
「今年は全国優勝という目標があるので、そこに向けて誰もが外さない走りを体現していければと思います。」
今大会から新設される地区代表枠での出場を勝ち取ったのが東北高校の男女です。このうち女子は21年ぶり2回目の出場となります。
注目は1年生エース・男乕結衣選手。今年1月、中学3年生で出場した都道府県対抗女子駅伝では区間賞で優勝に貢献。高校進学後もその実力をいかんなく発揮しました。指導する渋谷武彦監督も男乕選手の強さをこう語ります。
東北 渋谷武彦監督
「走りだけじゃなくて、普段の生活からストイック競技に対して真摯に向き合っている。みんな真剣だが真剣さが1レベル違う」
エース区間1区で底知れぬ1年生がどんな走りをみせるのか注目です。
東北1年 男乕結衣選手
「一区は早い人がいっぱいいるので、自分がどこまで通用するのか楽しみです。えーここまで走れるの、みたいな感じで、インパクトがあって驚かれるような走りをしたい」
東北男子は9年ぶり28回目の出場。注目は東北地区大会で3区を区間2位で駆け抜けたエース前川竜之将選手。大学でも駅伝を続ける前川選手が初の全国で納得の走りを目指します。
東北3年 前川竜之将選手
「初めてなのでうまくいかないところはあると思うが、自分がここまでやって来れたことを皆さんに見てもらえたら」
仙台育英と東北が出場する全国高校駅伝は12月22日(日)に号砲を迎えます。
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