大リーグ・オリオールズは16日(日本時間17日)、海外フリーエージェント(FA)権を行使していたプロ野球・巨人の菅野智之投手(35)と1年契約を結んだと発表した。スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、契約額は1300万ドル(約20億円)。
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菅野は神奈川・東海大相模高、東海大、1年の浪人を経て2012年秋のドラフト会議で巨人から1位指名を受けて入団。17、18年に沢村賞を受賞するなど日本球界を代表する右腕に成長し、今季はセ・リーグ最多15勝(3敗)を挙げて防御率1.67の成績で、4年ぶり3度目となる最優秀選手賞を受賞した。プロ野球では通算12年で276試合に登板し、136勝74敗、防御率2.43。20年オフにもポスティングでの大リーグ移籍をめざしたが、契約には至らなかった。
オリオールズは、東部のメリーランド州ボルティモアに本拠を置き、ヤンキースやレッドソックスと同じアメリカン・リーグ東地区に所属している。23年には地区優勝し、24年は地区2位の91勝71敗の成績でワイルドカードによるポストシーズン進出を果たしている。今季チーム最多の15勝(9敗)を挙げたエース右腕コービン・バーンズがFAとなって他球団への移籍が取りざたされており、先発投手の補強が急務だった。
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