練習する法大の選手たち=阪神甲子園球場で2024年12月14日、久保玲撮影
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 15日に開催される全日本大学アメリカンフットボール選手権決勝「三菱電機杯 第79回毎日甲子園ボウル」に2年連続で出場する法大が14日、試合会場の阪神甲子園球場で練習を行い、グラウンドの感触を確かめた。

 準決勝では昨年の甲子園ボウルで敗れた関学大に雪辱を果たした。今回の甲子園ボウルで対戦する立命大も関学大と同じくランプレーが武器で、それを支えるOL陣はとりわけ強力だ。

 練習後の記者会見で、DL川出奨悟(4年)は「立命大のOLは体格の良い選手がそろっており、DLが頑張らないとずっとランを出されると思う」と警戒感を口にした。

 主将のDL山田晋義(4年)は「最後に関西勢と戦うことを想定してフィジカルにはこだわって1年間トレーニングしてきた。あとはやるだけ」と意気込んだ。

 矢沢正治監督が勝利のキーマンに挙げたQB谷口雄仁(4年)は「リードされてボールを持ち続けられると、時間を消費されて苦しい展開になる。試合を通してドライブ(攻撃)し続けることが大事」とみる。1、3年時の2021年と23年の甲子園ボウルは頂点に届かなかっただけに「日本一にかける思いは誰よりも強い自信がある。今年こそは必ず学生王者になりたい」と語った。

 試合は午後1時5分開始予定。両校の対戦は16年ぶり7回目で、過去の対戦成績は立命大の5勝1敗。立命大は9年ぶり9回目、法大は18年ぶり6回目の優勝を目指す。【玉井滉大】

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