右膝を痛めている大相撲の小結朝乃山は7日、東京都墨田区の高砂部屋で四股を再開し、夏場所(12日初日・両国国技館)の出場には「今の状態ではまだ出られない。無理して出たら、力士人生が縮んでしまうかもしれない」と慎重な姿勢を示した。今場所は約3年ぶりに三役復帰を果たし、大関返り咲きへの一歩を期待されている。  30歳の元大関は4月25日の春巡業で負傷し、右膝内側側副靱帯損傷で全治3週間と診断された。この日は右膝下にテーピングを施していた。最近はけがが増え「他の部分はかばいながら相撲を取れたが、膝をかばってやることはできない」と苦渋の表情で語った。


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