ミラノ・コルティナ大会のプレシーズンとなる今シーズン、スピードスケートの全日本選手権は青森県八戸市で13日から3日間の日程で行われます。

12日は大会を前に選手たちが会場で最終調整を行い、オリンピックで日本の女子選手最多となる7つのメダルを獲得している30歳の高木選手は、30分余りリンクで滑り、スピードに乗った状態での体の使い方などを確認していました。

高木選手は今シーズン、ワールドカップ2戦を終えて、北京大会で金メダルを獲得した1000メートルと、世界記録を持つ1500メートルでいずれも2連勝しています。

この大会には、連勝中の2種目に加えて今シーズン初めての実戦となる500メートルの合わせて3種目に出場する予定です。

また、今シーズンのここまでのワールドカップで好成績を収めている短距離の選手では、28歳の新濱立也選手や21歳の吉田雪乃選手がスタートやカーブの滑りを練習していました。

高木美帆「自分を超えていくための挑戦をもっと」

高木美帆選手は今シーズン初めての実戦となる500メートルについて「女子のスプリントの選手がレベルを上げてきている中でチャレンジできるのは楽しみな部分がある」と話していました。

そして、この大会がことし最後の大会となることから「2025年に向けて常にチャレンジしていきたいという気持ちがある。自分を超えていくための挑戦をもっとしていきたい」と意気込んでいました。

新濱立也「新たな課題を収穫できるレースにしたい」

新濱立也選手はことし3月に腰の骨を折るけがをしましたが、今シーズンのワールドカップの男子500メートルでは2位に1回、3位に2回入った成績を踏まえ「まさかここまで好調をキープできるとは思っていなかったが、まだ今シーズンのレースは続くので、まずはことし最後の試合をいい形で締めくくり、新たな課題を収穫できるレースにしたい」と話していました。

吉田雪乃「いい滑りができるように経験値を上げていきたい」

吉田雪乃選手は「オリンピックに絶対に出たいという気持ちがある。そのためにもこの大会をはじめ来シーズン向けていい滑りができるように経験値を上げていきたい」と話していました。

吉田選手はこの会場を主な練習拠点にしているということで「いい滑りをして皆さんに少しでも恩返しができるように頑張りたい」と話していました。

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