岡山市で11月に開催されるおかやまマラソンの大会スペシャルアンバサダーを務める、女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さんが6日、女性ランナーを対象としたランニング教室を岡山ドーム(岡山市北区)で開いた。同マラソンにエントリーしているランナーら約100人に、ストレッチや走り方の基本を実演を交えながら指導した。
有森さんは、走る時のコツとして指を緩めて肩の力を入れないように腕を振ることを勧めた。「呼吸が苦しくなると、つい力が入ってしまう。卵を握っている感じで緩めることが大事」などとアドバイスした。
参加したのは岡山県内外の19~77歳の女性ランナー。大会本番に向け、有森さんに「どんな靴で走れば良いか」「高齢者の練習方法を教えて欲しい」などと質問していた。
岡山市中区の主婦浜本照代さん(62)は「有森さんの指導で自分の走り方の悪い部分が分かった。本番ではフルマラソンを完走したい」と話した。有森さんは「フルマラソンはハードルが高いイメージがあるが、練習を工夫すれば走れることに気付いてほしかった。大会にチャレンジして欲しい。全力で応援します」とエールを送った。(上山崎雅泰)
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