ダルビッシュ有投手などが所属するパドレスのシルト監督が会見で佐々木投手の獲得に自信を示すなど、早速交渉の駆け引きが始まっています。
ウインターミーティングは大リーグの全30球団の監督やゼネラルマネージャー、それに選手の代理人などが集まり来シーズンに向けた移籍交渉の山場と位置づけられていて、ことしはテキサス州ダラスのホテルで9日、開幕しました。
このオフの去就が最も注目されたヤンキースのホアン・ソト選手は15年総額7億6500万ドルのプロスポーツ史上最高額でメッツと契約すると報じられるなどすでに移籍市場は活発に動き始めています。
初日に行われた各監督の会見では、ロッテからポスティング申請が受理され、大リーグの球団との交渉が日本時間の10日の午後10時に解禁される佐々木投手に関する質問が相次ぎました。
このうち、アメリカメディアで移籍先の有力な候補に挙げられているパドレスのシルト監督は「獲得に向けて非常にいい位置にいると思う。われわれには競争力があり、彼にとっては球団初のワールドチャンピオンに貢献するチャンスだ」と自信をのぞかせました。
そのうえで、ダルビッシュ投手の影響について「彼は日本のすべての選手から尊敬されていることは間違いない。交渉にどの程度関わるかは彼次第だが、彼ができることをやってくれると確信している」と期待を寄せていました。
一方で、同じく移籍先の有力候補の一つドジャースのロバーツ監督は「彼については何も話せない」とコメントを避けました。
監督が特定の選手の獲得交渉について言及するのは異例で、関心が高まる佐々木投手をめぐり早速駆け引きが始まっています。
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