社会人野球のヤマハで今季まで投手兼任コーチを務めたフェリペ・ナテル氏(35)が、プロ野球・ソフトバンクの4軍投手コーチに就任することになった。ソフトバンクが12日にも発表する見通し。
ナテル氏はブラジル出身。サンパウロにある全寮制の選手育成施設「ヤクルト野球アカデミー」で頭角を現し、2007年にヤマハに入社した。
力強い速球と切れ味鋭いスライダーを武器に、16年の社会人野球日本選手権で初優勝に貢献。ブラジル代表としても長く活躍した。
23年からは投手コーチを兼任。準優勝した同年の都市対抗は、チームの投手起用を考えながら自身も2試合に登板して計8回を無失点に抑え、チームを33年ぶりの決勝に導いた。
24年は都市対抗、日本選手権の2大大会で、予選を含めて登板がなかった。
2日に、今季限りでの勇退が発表されていた。【皆川真仁】
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