カーリング混合ダブルスの日本選手権は12月3日から北海道稚内市で開かれ、8日の決勝では、2大会ぶりの優勝を目指す去年の世界選手権銀メダルの松村選手と谷田選手のペアと、予選リーグ1位で初優勝を目指す小穴桃里選手と青木豪選手のペアが対戦しました。

試合は、松村選手と谷田選手のペアが序盤から安定したドローショットを重ねて優位に進め、第4エンドを終えた時点で4対2とリードしました。

さらに、第5エンドには、不利な先攻ながらストーンを積極的にハウスの中心近くに置き、ガードを効果的に配置して相手にプレッシャーをかけると、ミスを誘って2点をスチールしました。

松村選手と谷田選手のペアは、7エンド中、6エンドで得点を奪う圧倒的な試合展開で9対2で勝ち、2大会ぶり3回目の優勝を果たしました。

松村選手と谷田選手のペアは、ともに来年行われるカナダでの世界選手権とミラノ・コルティナ大会の代表決定戦出場を決めました。

松村千秋「自分を信じて チームを信じた結果 優勝できた」

松村千秋選手は「予選からタフなゲームが続いたが、優勝できてホッとしているし、自分を信じて、チームを信じた結果、優勝できたのでうれしい。いつも悔し涙ばかりだが、きょうはうれしくて泣きそうです」と笑顔で話していました。

そのうえで「首の皮一枚だが、オリンピックへの道はつながっているので、まずは世界選手権で結果を残せるように頑張りたい」と前を見据えていました。

谷田康真「ことばでは表せないくらい最高の気分」

谷田康真選手は「ことばでは表せないくらい最高の気分だ。最高の準備をして、試合を楽しむことができた」と充実した表情で優勝の喜びを語りました。

そして、去年出場した世界選手権では決勝で敗れて銀メダルだったことを踏まえ「オリンピックへの道もあるが、まずは世界選手権を頑張りたい。2年前に置いてきた忘れ物を取りにいきたい」と意気込みを話していました。

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