サッカーの明治安田J1リーグは8日、各地で最終節が行われ、首位のヴィッセル神戸が2年連続2度目の優勝を果たした。連覇は2020、21年の川崎フロンターレ以来、のべ8クラブ目。神戸は今季、天皇杯全日本選手権との2冠を達成した。
神戸はホームのノエビアスタジアム神戸(神戸市)で湘南ベルマーレに3―0で勝利し、勝ち点を72に伸ばした。前節終了時点で勝ち点1差の2位サンフレッチェ広島、同3差の町田ゼルビアにも優勝の可能性が残っていたが、神戸が勝ち点3を上積みして自力での優勝を決めた。
神戸は前半26分にFW宮代大聖のゴールで先制。その後もMF武藤嘉紀、MF扇原貴宏のゴールで加点し、快勝した。
FW大迫勇也ら日本代表経験者のほか、新加入の宮代、MF井手口陽介らを擁す選手層の厚さもあり、連敗が1度だけという安定感のある戦いで連覇を達成した。
神戸は川崎製鉄水島サッカー部を母体とし、1995年に創設。2004年にクリムゾンフットボールクラブ(現・楽天ヴィッセル神戸、三木谷浩史会長)に経営譲渡された。
主要タイトルの獲得は19年度の天皇杯、昨季のJ1、今季の天皇杯に続き四つ目となった。
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