次々と対戦相手が決まった第104回全国高校ラグビー大会の組み合わせ抽選会=大阪府豊中市で2024年12月7日、北村隆夫撮影

 第104回全国高校ラグビー大会の組み合わせ抽選会が7日、大阪府豊中市内であり、3回戦までの組み合わせが決まった。

 Aシード勢は、大会連覇、夏の7人制大会との2冠が懸かる桐蔭学園(神奈川)が、初戦で流通経大柏(千葉)と富山第一の勝者と対戦する。春の選抜大会を制した大阪桐蔭(大阪第1)は長崎北陽台と城東(徳島)の勝者と対戦。選抜大会準優勝で、34回目の出場にして初めてAシードに推された石見智翠館(島根)は、尾道(広島)と名護(沖縄)の勝者とぶつかる。

 Bシード勢では、歴代単独3位となる8度目の頂点を狙う東福岡が、初戦で朝明(三重)と光泉カトリック(滋賀)の勝者と対戦。天理(奈良)は、開志国際(新潟)と昌平(埼玉)の勝者と顔を合わせる。強力な留学生を擁して上位を狙う目黒学院(東京第1)は報徳学園(兵庫)と仙台育英(宮城)の勝者と対戦。大分東明は高鍋(宮崎)と札幌山の手(南北海道)の勝者と戦う。

 今大会の初出場校は13大会ぶりにゼロ。9大会ぶりの出場で、優勝4回の伏見工が統合・再編されて校名変更してから初の花園となる京都工学院は、1回戦で聖光学院(福島)と対戦する。歴代最多15回優勝で最多出場記録を72に伸ばした秋田工は高川学園(山口)、前回大会4強の佐賀工は松山聖陵(愛媛)と顔を合わせる。

 大会は全国51代表が出場して27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する。選手宣誓は、城東の小野晏瑚(あんご)主将に決まった。

 来年1月3日の準々決勝は1日の3回戦後、5日の準決勝は3日の準々決勝後に、それぞれ抽選して組み合わせが決まる。決勝は7日に行われる。【角田直哉】

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