武内投手は今シーズン、正確なコントロールを武器に、打撃不振でチームが低迷する中、21試合に先発登板して10勝6敗と、西武のルーキーでは17年ぶりのふた桁勝利を挙げ、防御率はリーグ2位の2.17と活躍し、パ・リーグの新人王に輝きました。
4日は埼玉県所沢市の球団事務所で契約交渉を行い、いずれも推定で2900万円アップの年俸4500万円で契約を更改しました。
武内投手は1年目を振り返り「95点」と自己採点し、「体調不良もあって中盤に苦しい場面もありながら、そこを乗り越えて後半はまたいい成績を残せた。1年間を通して成長できた1年だった」と充実した表情で話していました。
そのうえで、オフは沖縄の石垣島で自主トレを行うということで、「体力や筋力をもう1段階上げたいと思っている。来年は1年間ローテーションを守って25試合以上の登板を目標にして、ことし以上の数字を出したい」と意気込んでいました。
武内投手は11月から1人暮らしを始めたということで、アップした分の年俸については「お金を使うことが出てくるので、そこに充てたい。家具や家電を買う」と話していました。
最多奪三振の今井達也 推定1億8000万円で更改
また、今シーズン両リーグトップの187個の三振を奪い、最多奪三振のタイトルを初めて獲得した今井達也投手は、いずれも推定で1億円アップの年俸1億8000万円で契約を更改しました。
来シーズン9年目となる今井投手は初めて1億円の大台を超え、「数字以外の部分でもチームの勝利に対する姿勢を評価をしていただいた。チームはすごく苦しい状況だったが、その中でも常にレベルアップしていく姿勢は崩さずに全うできた」と話していました。
開幕投手を務めることが決まっている来シーズンに向けては「最多奪三振は、また必ずとりたい。ことしは目標が200奪三振だったが13個足りなかったので、あと13個をどうやったら取れるかをオフシーズンに考えながら、投球の幅を広げていきたい」と意気込んでいました。
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