IOCの会長選挙はバッハ会長の任期満了に伴い来年3月にギリシャで開かれる総会で行われ、日本人として初めて立候補した国際体操連盟会長の渡辺氏を含む7人が立候補しています。

投票の進め方や、候補者のプレゼンテーションなどについてIOCは3日、スイスのローザンヌで開いた理事会で議論し承認しました。

それによりますと、非公開で行われる投票は、いずれかの候補者が過半数を獲得するまで、最下位の候補者を除きながら繰り返されるということです。

また、候補者の公約などについてのプレゼンテーションは1月30日にローザンヌで、IOC委員に向けて15分間ずつ、非公開で行われるということです。

新たな会長の任期は来年6月24日から原則8年です。

2030年冬の大会の追加競技 評価基準を承認

IOCの理事会では2030年にフランスのアルプス地域で開催される冬の大会の開催都市が追加競技を提案するための評価基準が承認されました。

基準の項目には実施にかかるコストの軽減、世界的な人気や開催国での関心の高さ、男女平等や若者との関連性を優先すること、大会の持続可能性を発展させることなどが盛り込まれています。

IOCは開催地の組織委員会からの提案を受けてプログラム委員会で検討し、来年の理事会で追加競技を決定するということです。

開催地が追加競技を提案できる制度は、IOCが進めるオリンピック改革の一環として3年前、2021年夏の東京大会から導入され、今回の評価基準は野球・ソフトボールなど5つの追加競技が採用された2028年夏のロサンゼルス大会と同じものだということです。

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