2024年11月10日に行われた選挙で、新アリーナの建設中止を訴えて初当選した愛知県豊橋市の長坂尚登(なおと)市長は12月2日、所信表明で改めて「中止」を強調しました。しかし週末には、市民有志による、中止に「待った」をかける動きもみられました。

12月2日午後、就任後初めて市議会本会議に出席した豊橋市の長坂尚登市長。最初に口にしたのは、やはり「新アリーナ計画中止」でした。

長坂尚登豊橋市長:
市長として第一に始める取り組みとしては、新アリーナ計画の中止。

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市長選では、前の市長が進めていた豊橋公園での新アリーナ建設計画の中止を訴えて当選。就任後早速、事業者に対して契約解除に向けた申し入れをしていました。

2日の所信表明演説でも改めて計画中止を強調したうえで「市民との信頼を大切に、まちづくりに全力で取り組む」と訴えました。

計画中止に反対する動きもこの週末、ありました。11月30日、プロバスケットボールチーム「三遠ネオフェニックス」のホーム戦が行われた豊橋市総合体育館の一画では、市民の有志がアリーナ計画の継続を求める署名を集めていました。

三遠ネオフェニックは、2026年に始まるトップリーグ「Bプレミア」入りが決まっていますが、新アリーナ完成を前提に参入が認められていて、計画が中止となればBプレミア入りが取り消される可能性も浮上しています。

この日はバスケファンも署名に協力していました。

豊橋市民A:
やっぱり豊橋の発展を願っていますので、街中が元気になってほしいという気持ち。

豊橋市民B:
署名活動であったり、フェニックスを応援することで支えていけたら。

集まった署名を添えた請願書は12月3日、議長宛てに提出される予定です。

(東海テレビ)

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