老朽化のため、昨年11月から改修工事が進められていた豊中ローズ球場(豊中市曽根南町1丁目)が1日、リニューアルオープンし、記念式典や少年野球チームによる試合などが行われた。

 同球場は1996年に完成し、夏の全国高校野球選手権大阪大会などで使われてきた。改修では防球ネットの高さを30メートルに上げたほか、外野の芝生を張り替えたり、スコアボードやスタンド席を新調したりした。

 全国高校野球選手権大会の前身、全国中等学校優勝野球大会の第1回大会が、かつて市内にあった豊中グラウンドで1915年に開かれたことから、「高校野球発祥の地・豊中」をテーマにした展示室も球場内につくられた。大阪大会の歴代優勝校のユニホームやペナントなど、100年以上にわたる高校野球の歴史を物語る記念品が並ぶ。見学は無料で午前9時から午後5時まで。月曜と年末年始は休み。

 改修にあたり、市はクラウドファンディングで支援を募り、全国から約230万円の寄付があった。市によると、今後は来夏の高校野球大阪大会のほか、市内の野球大会などが行われる予定という。

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