今シーズン、関西学生リーグで優勝した立命館大は関東学生リーグ2位の早稲田大と大阪 東住吉区のヤンマースタジアム長居で対戦しました。

立命館大は序盤から主導権を握り、第1クオーター、キャプテンでランニングバックの山嵜大央選手が13ヤードのランプレーでタッチダウンを決め、先制しました。

第2クオーターも山嵜選手や同じくランニングバックの蓑部雄望選手が鋭いランでタッチダウンを奪ったほか、クオーターバックの竹田剛選手も相手ディフェンスの隙をついてみずからタッチダウンを決めるなど、35対13とリードを広げました。

第3クオーター以降も立命館大は攻撃の手を緩めずにランプレーを中心に得点を重ね、52対27で勝って9年ぶり10回目となる決勝進出を決めました。

早稲田大は第4クオーターにタッチダウンを2回連続で奪って追い上げ、意地を見せましたが、相手の堅いディフェンスを崩しきることができませんでした。

これで、決勝の「甲子園ボウル」は立命館大と11月30日の準決勝で勝った法政大との対戦となり、関東と関西の学生リーグで優勝した2校が相まみえることになります。

立命館大 山嵜大央キャプテン「100%の力発揮できた結果」

鋭いランを何度も見せ、2回のタッチダウンを決めた立命館大のキャプテン、山嵜大央選手は「オフェンスラインが空けてくれた道を走るだけだったのが大きい。オフェンス、ディフェンスがともに100%の力を発揮できた結果だと思う」と試合を振り返りました。

また2015年以来の甲子園ボウル進出については「アメリカンフットボールを始めた時から甲子園が夢の舞台だったのでうれしい気持ちでいっぱい。ファンやOBには『9年間、お待たせしました』と伝えたい」と、笑顔を見せながら話しました。

決勝の相手となる法政大は大会6連覇中だった関西学院大を準決勝で破っていて、「すごく強敵だと思うが、きょうのように全員の力を合わせて勝ちたい」と決意を示しました。

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