19歳の大学1年生、松下選手はオリンピック初出場だったパリ大会の男子400メートル個人メドレーで、銀メダルを獲得しました。

これは、パリ大会の日本競泳陣で唯一のメダルとなりました。

松下選手は11月30日、都内で行われているジャパンオープンの男子400メートル個人メドレー決勝に出場し、パリ大会のあとからフォームの改善に取り組んでいる最初のバタフライでトップに立ちました。

ただ、続く背泳ぎや平泳ぎでは後続を引き離すことができず、優勝したものの、タイムは自己ベストより3秒余り遅い4分11秒63でレース後には厳しい表情を崩しませんでした。

また、女子50メートル平泳ぎには33歳の鈴木聡美選手が出場しました。

パリ大会では日本の競泳史上最年長選手として出場し200メートルで4位に入った鈴木選手は、11月30日の50メートルでも力強いキックでスピードに乗り30秒94で優勝しました。

松下知之「決勝で未熟な部分が出て悔しい」

松下知之選手は「今大会は圧倒的なレースをして勝つことを目標にしていた。予選はいい感じだったが、決勝では未熟な部分が出てしまいすごく悔しい」と反省を口にしました。

一方、強化してきたバタフライについては「細かい技術は向上している」と手応えを示したうえで「さらに修正していき応援してくださる方たちにもっといい姿を見せたい」と話していました。

鈴木聡美 4年後のオリンピックへ意欲

鈴木聡美選手は「非常に納得のいくレースができた。決勝に向けて手首の角度を修正したが、その感覚をつかむことができたし、30秒台を出すことができてよかった」と笑顔で振り返りました。

そのうえで今後について「オリンピックを目指してやっていきたいし、自己ベストの更新を目指して4年後にしっかりと作り上げたいという思いで、1年1年、全力を出していきたい」と37歳で迎える4年後のオリンピックへの意欲を示していました。

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