J1の優勝争いは残り2試合で首位のヴィッセル神戸、2位のサンフレッチェ広島、3位のFC町田ゼルビアが勝ち点差「5」の中にひしめき、ヴィッセルは11月30日、アウェーで残留を争う17位のレイソルと対戦しました。
試合は勝てば残留が確定するレイソルが序盤から主導権を握り、前半5分、コーナーキックを木下康介選手が頭で合わせて、レイソルが先制しました。
劣勢が続くヴィッセルは試合終了間際にペナルティーキックを獲得しましたが、大迫勇也選手のシュートは枠を外れ、同点のチャンスを逃します。
それでも、後半アディショナルタイム、ゴール前の混戦から武藤嘉紀選手が押し込み、オフサイドかと思われましたがビデオ判定の結果、得点が認められ、土壇場で1対1の引き分けに持ち込みました。
ヴィッセルの勝ち点は「69」となり、11月30日に勝ったゼルビアが勝ち点を「66」に伸ばして暫定2位に浮上し、優勝の行方は次の最終節までもつれることになりました。
12月1日はサンフレッチェ広島の試合が行われ、引き分け以上で優勝争いに踏みとどまります。
武藤嘉紀「ホームで優勝を果たしたい」
劇的な同点ゴールを決めた武藤嘉紀選手は、「これまで何度もチームを救ってきた大迫選手がペナルティーキックをはずしてしまい、自分が取り返したいという思いがあった。相手が引いて守る中で自分たちのサッカーが思うようにできず勝つことはできなかったが、勝ち点1をとれたことは重要なことだ」と振り返りました。
そのうえで連覇がかかるホームでの最終戦に向けて「きょうのような立ち上がりの悪さはあってはならない。ホームで自力で優勝をつかめるチャンスがあるので、どんな形であれ勝ち点3を取って優勝を果たしたい」と話していました。
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