パリオリンピックの競泳で日本は「複数のメダル獲得」などを目標に掲げていましたが、大学1年生の松下知之選手の銀メダル1個に終わり、4年後のロサンゼルス大会に向けた立て直しが課題となっています。
こうした中、競泳のジャパンオープンは国内トップ選手に加えて海外の一部の選手も参加して29日から3日間行われます。
初日の競技の決勝のうち、男子200メートル自由形に出場した高校3年生で17歳の村佐選手はパリ大会の800メートルリレーのメンバーの1人です。
村佐選手は伸びのある泳ぎで前半100メートルをトップで折り返し後半もリードを広げてみずからの高校記録を0秒87更新する1分45秒72で優勝しました。
村佐選手は「予選を泳いだあとに自己ベストを狙えるかなと思っていた。ラスト50メートルできつくなって泳ぎが乱れてしまった」と振り返りました。
その上で、4年後のロサンゼルスオリンピックに向けて「メダルが狙えるチャンスだと思うのでたくさん努力していきたい」と話しました。
女子100メートル平泳ぎでは日本記録保持者の29歳で2大会連続でオリンピックに出場した青木玲緒樹選手が大学1年生の加藤心冨選手に0秒03の差で競り勝ち1分7秒78で優勝しました。
青木選手は「予選と比べると決勝ではうまく泳げなくて悔しいが、久しぶりに優勝できてうれしい」と振り返りました。また「以前よりも決勝のメンバーがだいぶ変わってきていて、若手の選手が多くなりすごくうれしい。その勢いに負けないよう切磋琢磨して頑張っていきたい」と話していました。
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