サッカー明治安田J2ブラウブリッツ秋田の監督や選手が29日、秋田市の穂積市長にシーズン終了を報告しました。この中で穂積市長は、建設地が八橋に決まった新スタジアムの整備計画のたたき台を2025年2月までに作成し、秋田県とクラブに示したいと話しました。

秋田市役所を訪れたのは、ブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長と吉田謙監督、中村亮太選手の3人です。

ブラウブリッツ秋田は今シーズン、目標のプレーオフ出場圏内の6位は逃したものの、15勝14敗9分けと昇格後初めて勝ち越し、順位は10位、ホームゲームの平均観客数も4128人と、ともに過去最高の成績を挙げました。ホーム戦の勝利数も昨シーズンの倍以上に増え、充実のシーズンとなりました。

吉田謙監督は「皆さんのおかげでひたむきに戦うことができた。ホームでの勝ちをお届けできて貢献できたと思う」と今シーズンを振り返りました。

これに対し、穂積市長は「過去最高成績はチームの努力によるもの。来季はプレーオフ圏内の6位以上を狙ってください」とチームをねぎらいました。

穂積市長は28日に開会した秋田市議会の11月定例会で、新スタジアムの建設候補地を秋田市の八橋運動公園の第2球技場と健康広場とする市の提案に、秋田県が合意したことを明らかにしています。

会談の中で穂積市長は、「知事からも同意をいただいて、八橋の場所は決まった。誰かが基礎をつくらないといけない。その意味で、2月ごろまでにはたたき台を作って、皆さんや県にも示していきたい。それが土俵となって、これからまた議論を重ねていくことになると思う」と話しました。

ブラウブリッツ秋田・岩瀬浩介社長:
「八橋ということが決まって、まずはほっとしている。これまでの議論を生かしながら、早期実現に向けて市・県とともに話し合って進めていきたい」

今後は、市が示す計画のたたき台を基に、県、ブラウブリッツの3者で事業の方向性が議論される見通しです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。