日本相撲協会は来年1月に行われる初場所の番付編成会議を開き、羽出山を新たに十両に昇進させることを決めました。

羽出山は東京都東村山市出身の25歳。東洋大学を経て、玉ノ井部屋に入門し、おととしの春場所で初土俵を踏みました。

身長1メートル93センチ、141キロの体格で、突き押し相撲が持ち味で、ことしの秋場所で幕下優勝を果たし、九州場所では自己最高位の西の幕下筆頭で14日目に十両の生田目を破るなど5勝2敗の好成績を残しました。

羽出山は27日、福岡県須恵町の玉ノ井部屋の宿舎で記者会見し「とにかくうれしい。上に上がりたい一心だったので、その気持ちでずっと稽古してきた」と喜びを語りました。

そして「十両にようやく上がれたので、この結果で満足することなく、まだまだ上があるので、しっかり稽古を積んで、看板力士になれるように頑張りたい」と意気込みを示しました。

師匠で元大関 栃東の玉ノ井親方は「持ち味の突き押しで一気に持っていけるような相撲を取ってほしい」と期待を寄せました。

このほか、立浪部屋の木竜皇の2場所ぶりの十両復帰が決まりました。

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