天候に恵まれた大型連休、北アルプスで遭難が相次いでいます。

白馬岳では4日、下山しようとして転倒した東京の会社員がヘリコプターで救助されました。

警察によりますと、救助されたのは東京都葛飾区の47歳の男性会社員で、3日に一泊二日の予定で入山し、山頂付近の山小屋に宿泊しました。

4日午前7時前、下山のため山小屋を出た直後に転倒し、本人から救助を要請された従業員が山小屋にいた長野県警のパトロール隊員に連絡したということです。

男性は県警のヘリコプターで救助され病院に搬送されましたが、左足首を骨折する重傷ということです。

男性が転倒した場所は凍結していたと見られています。

穂高連峰では滑落によるけがが相次ぎました。

奥穂高岳では午前6時40分頃、4人パーティーで山頂に向かっていた奈良市の50歳の会社員の男性が足を滑らせて約10メートル滑落しました。

背中を強く打って長野県の消防防災ヘリで救助され、軽傷とみられています。

前穂高岳では午前9時頃、3人パーティーで涸沢から山頂に向かっていた神奈川県の35歳の公務員の男性が足を滑らせて約5メートル滑落しました。

長野県警のヘリで救助され、左肩の脱臼で軽傷とみられています。

連休後半の北アルプスは好天が続き、多くの登山者が訪れています。

県警は体力にあった計画作りや体調管理のほか、防寒具などの装備、慎重な天候判断などを呼びかけています。

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