11月24日、プロ野球・楽天イーグルスの田中将大投手が来シーズン、楽天と契約を結ばずに退団する意向を発表しました。
田中将大投手
「楽天イーグルスと来季の契約を結ばずに、新たなチームを探すことに決めました」
田中投手は2007年ドラフト1位で楽天に入団。ルーキーイヤーに11勝を挙げる活躍で球団初の新人王を獲得しました。2013年にはプロ野球新記録となる開幕24連勝という偉業を達成。球団初のリーグ優勝、日本一に大きく貢献しました。
その後、大リーグ・ヤンキースを経て2021年、楽天に復帰。去年までの3年間で20勝をあげ日米通算200勝の大台まであと3勝に迫っていました。
しかし、今シーズンはコンディション不良でわずか1試合の登板にとどまり自身初のシーズン未勝利に終わりました。
24日、取材に応じた楽天の石井シニアディレクターは来シーズンの契約について減額制限を超える年俸で提示したところ、田中投手から他球団との移籍交渉が可能となる自由契約にしてほしいと申し出があったということです。
楽天を象徴する田中将大投手の退団に街の人たちは…。
街の人
「別な球団に行かれるので、ちょっと残念。ちょっとじゃない、いっぱい残念です」
「楽天が日本一になったときもすごく貢献してくれた選手だったので悲しかった」
「東北を盛り上げてくれてありがとうと思います」
24日に田中投手本人から連絡をもらったというOBの山崎武司さんは…。
OB 山崎武司さん
「退団を決意したと連絡をくれたんですけど、野球熱とか気持ちが切れているということはなかったと感じた」
日米通算200勝まであと3勝に迫っている中で退団を決断したことについてはこのように話します。
OB 山崎武司さん
「彼にとっては、日米通算200勝というのは話を聞いていると、そこではないと思います。『自分でやり切って、そこで判断する』その話を聞いて田中将大かっこよかったです。『3勝じゃない』そんなことは言わなかったですけど、すぐにわかりました。東北のファンへの恩返しというのは田中が復活して活躍することですから、とにかく野球を続けてまた活躍する姿を見たいと思います」
11シーズン過ごした楽天を離れる決断をした田中投手。24日、自身のユーチューブチャンネルで支えてくれたファンへ感謝を述べました。
田中将大投手
「どんなときも信じて温かいご声援をくださり、ときには叱咤激励もしてくださり、支えられてきました。感謝していますありがとうございます」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。