宮崎市で開催された女子ゴルフの最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は、桑木志帆選手の優勝で幕を閉じました。宮崎県勢のプレーを中心に振り返ります。
大会には、今シーズンのツアー優勝者やポイントランキング上位者などあわせて40人が出場しました。注目の県勢は2人が出場しました。
メルセデスランキング30位、初出場となった小林市出身の脇元華選手。初日は1アンダー12位タイと好スタートをきった脇元でしたが、2日目以降、思うようなゴルフができません。6オーバー32位からスタートした最終日も、ボギーが先行する苦しいゴルフ。脇元は4日間トータル11オーバーで35位タイでした。
(脇元華選手)
「初めてのリコー、思うような成績は出せませんでしたが、最終戦を楽しむことができました。今年は目標としていた初優勝はあげることはできなかったので、そこは悔しいですが、優勝目指してオフシーズンにしっかり鍛えたいと思います。」
今シーズン、伊藤園レディスでツアー2勝目を挙げ、リコーカップ2年連続の出場となった宮崎市出身・山内日菜子選手。2日目は地元の声援を受けスコアを伸ばし、順位を12位タイに上げます。
3日目、スコアを大きく落とした山内でしたが、最終日、踏ん張ります。7オーバーで迎えた7番パー4。2打目をグリーンオン!。そしてこの難しいバーディーパット。見事に沈めギャラリーをわかせます。山内は4日間トータル6オーバー22位タイで大会を終えました。
(山内日菜子選手)
「2度目の出場リコーは悔しい気持ちがすごく強いですね。今年は苦しい時間のほうが多かったので、最後の締めくくりで優勝出来たのはほっとしてますが、来年は前半戦から調子を上げていきたいです。」
山下美夢有選手の3連覇にも注目が集まった今年のリコーカップ。各選手が難しい高麗グリーンに苦しむ中、快進撃を見せたのは、21歳の桑木志帆選手でした。
3日目終了時点で12アンダー、2位に3打差をつけ臨んだ24日の最終日。桑木は前半でスコアを2つ落としますが、6番ホールから圧巻の3連続バーディー!これで流れに乗った桑木は4日間1度もトップを譲らない完全優勝、メジャー初制覇を果たしました。
(桑木志帆選手)
「応援してくださる方々の姿を見て、きょう苦しい展開の中でしたが、しっかりと優勝することができました。」
女子ゴルフの国内ツアーは、今シーズンすべての日程を終了しました。来シーズンはどんなドラマが生まれるのか、宮崎県勢の活躍にも期待です。
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