金メダルと県民栄誉章を手に笑顔で記念写真に納まる鏡優翔選手=山形市で2024年11月24日、竹内幹撮影

 山形市出身でパリ・オリンピック女子レスリング76キロ級で金メダルを獲得した鏡優翔(ゆうか)選手(23)に24日、山形県から県民栄誉賞が贈られた。

 国重要文化財で旧県庁舎の県郷土館「文翔館」(山形市)を両親とともに訪れた鏡選手は、吉村美栄子知事から賞状とともに、サクランボや最上川などをモチーフにデザインされた純銀製の記念メダル(県民栄誉章)、県産米「雪若丸」などが手渡された。

 式典後、鏡選手は「自分が育った県で賞をいただけて、温かい気持ちになった。(金メダル獲得は)県民の皆さんの応援があってこその結果。私が頑張ることで、県を盛り上げるきっかけになればいい」と笑顔で語った。

 山形県出身者や居住者らに贈られる県民栄誉賞は、2010年バンクーバー冬季オリンピックのスピードスケート男子500メートルで銅メダルを獲得した加藤条治さんのほか、これまで大相撲の横綱、柏戸剛氏、冒険家の大場満郎氏、作家の藤沢周平氏や井上ひさし氏らが受賞し、鏡選手で9人目となる。【竹内幹】

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