目次

  • 全長43m「大谷年表」に新たな文字が

  • JR新橋駅前では新聞の号外

【詳しく】大谷翔平 DHで大リーグ初のMVP受賞 2年連続3回目

大谷翔平 MVP受賞 発表前後で何を語った?【一問一答】

全長43m「大谷年表」に新たな文字が

出身地・岩手県奥州市の図書館では、大谷選手の幼少期から現在までをまとめた年表が展示されていて、22日、さっそく、「3度目となるMVP受賞」の文字が加えられました。

奥州市立胆沢図書館では、大谷選手の幼少期から直近の大リーグでの活躍をまとめた通称「大谷年表」をシーズンオフのこの時期に展示しています。

活躍に加えて印象的な言葉や好きな食べ物などの情報も書き加えられている年表は、司書の渡辺貴子さんがおととしに制作を始め、長さはおよそ43メートルにもなっています。

渡辺さんは、3回目のシーズンMVPの受賞を信じ、あらかじめ年表に「11月21日、日本時間22日、3度目となる最優秀選手を受賞」と書き加えていて、22日の発表まで紙で覆って隠していました。

そして、MVP受賞が発表された後の午前10時半ごろ、図書館の職員や来館者が見守るなか、文字を隠していた紙をはがす「除幕式」を行い、受賞を祝いました。

渡辺貴子さん
「今シーズンは異次元の人を見ているようで、同じ地元の人とは思えないくらいの活躍で大谷選手と同じ時代を生きることができて感謝でいっぱいだ。来シーズンはぜひ『二刀流』で活躍し、最高のパフォーマンスを見せてほしい」

JR新橋駅前では新聞の号外

JR新橋駅前では新聞の号外が配られ、通りかかった人たちが次々と受け取っていました。

「自分も野球をするので、大谷選手に励まされています。日本の希望です」(20代の男性会社員)

「自分の息子のことのようにうれしいです。来シーズンはまた二刀流をみたいですが、無理せず頑張ってほしいです」(70代の女性)

出身地の岩手 奥州市では横断幕

出身地の岩手県奥州市では、市役所に受賞を祝う横断幕が掲げられました。

大谷選手の出身地、奥州市の市役所では、1階に大谷選手を応援するコーナーが設けられているほか、背番号にちなんで毎月17日を「大谷デー」として職員が青いTシャツを着て勤務しています。

きょうはMVP受賞を記念して特別に青いTシャツを着て勤務していて、昼すぎには市役所の7階に「祝 大谷翔平選手3度目のMVP受賞」と書かれた横断幕が掲げられました。

市役所には、2年連続のホームラン王獲得やワールドシリーズ制覇など今シーズンの活躍を祝う横断幕も掲示されています。

「地元の誇りだ。孫のような存在の選手が世界で活躍していて、言葉にならないくらいうれしい」(80代の女性)

日本ハム時代から応援 多くのファンが祝福

大谷選手はプロ野球の日本ハムから大リーグの球団に移籍する際、ファンの前で「みんなからいちばんだねと言われる選手を目指す」と話して、アメリカに渡りました。

その大谷選手が3回目となるMVP受賞を果たし、北海道内では日本ハム時代から応援してきた多くのファンが祝福しています。

「北海道から世界に飛び立って3回目のMVP受賞はすごい。偉大な選手だなと思った。来年はサイ・ヤング賞をとってほしい」(札幌市・20代の男性)

「道民として誇りに思う。これくらいやるだろうというはるか上のことをやるので、アニメを見ている感じだ」(北広島市・70代の男性)

「MVPをとっているので、これ以上あるのかなと思いますが、成し遂げられていないことをやってほしい」(札幌市・10代の女性)

米メディアも相次いで速報

大谷選手のMVP受賞をアメリカのメディアも相次いで速報で伝えました。

スポーツ専門チャンネル「ESPN」は「指名打者として初めてのMVPに満票で選出され、球史に残る『50ー50』のシーズンを締めくくった」としたほか、CBSスポーツは「驚異的な活躍で彼の履歴書に穴はなくなった」という見出しで、「昨シーズンまでプレーオフに進出しておらず、『チームを勝利に導いていないスタッツに意味はない』などの批判を受けていたが、今シーズンの活躍でそういった批判がナンセンスだと証明した」と伝えています。

また、地元紙のロサンゼルス・タイムズは「これまでどおりのMVP受賞。しかし、背景にある物語は大きく変わった」とし、史上初の指名打者での受賞となったことや、ワールドシリーズ制覇を果たしたことなどをあげ、「ドジャースの期待の新星にとって、祝福に満ちたシーズンを締めくくる最後の晴れ舞台となった」と大谷選手をたたえました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。