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日本時間22日午前8時からの現地放送局の番組内で発表予定
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《大谷翔平 今シーズン成績》
日本時間22日午前8時からの現地放送局の番組内で発表予定
大リーグのレギュラーシーズンで最も活躍した選手に贈られるMVPは、全米野球記者協会に所属する記者30人の投票で、ナショナルリーグとアメリカンリーグで1人ずつ選ばれます。
投票はレギュラーシーズンの終了直前に終わっていて、ナショナルリーグは大谷選手のほか、メッツのフランシスコ・リンドー選手、それにダイヤモンドバックスのケテル・マーテイ選手が最終候補の3人に残っています。
ドジャースに移籍して1年目の大谷選手は今シーズン、右ひじの手術の影響でバッターに専念し、打率3割1分、ホームラン54本、130打点、59盗塁と、いずれも自己最高の成績でホームラン王と打点王の2冠に輝きました。
また、大リーグで初めてホームラン50本、50盗塁の「50-50」も達成しました。
大谷選手は今シーズンの大リーグの選手間投票でナショナルリーグの野手部門の最優秀選手に選ばれているほか、最も優れたバッターに贈られる「ハンク・アーロン賞」や打撃のベストナインと言われる「シルバースラッガー賞」なども受賞し、シーズンMVPでも最有力候補と見られています。
大谷選手が受賞すれば昨シーズンに続いて2年連続3回目で、指名打者に専念した選手の受賞は大リーグで初めてとなります。
また、投票した記者30人全員が1位票を入れる「満票」での選出となれば、自身が持つ最多記録を更新することになります。
MVPの発表は日本時間の22日午前8時から始まる現地放送局の番組内で行われます。
ナ・リーグの最終候補者は大谷選手含め3人
ナショナルリーグのMVPの最終候補に大谷選手とともに選ばれているのは、メッツのフランシスコ・リンドー選手とダイヤモンドバックスのケテル・マーテイ選手です。
【リンドー(メッツ)】
リンドー選手はプエルトリコ出身の31歳で2015年に大リーグデビューし、2021年からメッツでプレーしています。スイッチヒッターで主に1番バッターを務め、今シーズンは打率2割7分3厘、ホームラン33本、91打点、29盗塁をマークしました。守備位置はショートで、高い身体能力を生かした守備力でも高い評価を得ています。
【マーテイ(ダイヤモンドバックス)】
31歳のマーテイ選手はドミニカ共和国出身で、守備位置はセカンドです。2015年にマリナーズでデビューし、2017年にダイヤモンドバックスに移籍しました。スイッチヒッターで、今シーズンはけがの影響で136試合の出場にとどまりましたが打率2割9分2厘、ホームラン36本、95打点をマークしました。バッターを評価する指標として重視される長打率と出塁率を足した「OPS」は0.932で、1.036でトップの大谷選手に次いでリーグ2位でした。
《大谷翔平 今シーズン成績》
大谷翔平 HR・打点の2冠 打率は2位
大谷選手は打率がパドレスのアラエズ選手に4厘届かず「三冠王」は逃したものの、ホームラン、打点の2部門でリーグトップとなりました。
【ホームラン】
ナショナルリーグのドジャースに今シーズンから移籍した大谷選手は、ホームラン54本をマークし、2位のブレーブスのオズーナ選手に15本の差をつけてホームラン王のタイトルを獲得しました。
大谷選手のホームラン王はアメリカンリーグのエンジェルスに所属した昨シーズンに続き2年連続で、両リーグでの受賞はマーク・マグワイアさん以来、大リーグ史上4人目です。
【打点】
「130」をマークした打点も2位のブルワーズのアダーメス選手に「18」の差をつけて日本選手で初めて打点王に輝きました。
【打率】
首位打者はパドレスのアラエズ選手が3割1分4厘で獲得し、3割1分だった大谷選手は2位となりました。
【盗塁】
盗塁は59個で、67個のレッズのデラクルーズ選手に次いで、こちらも2位となりました。
このほか
▽134得点や
▽出塁率3割9分
▽出塁率と長打率を足したOPS1.036など、
多くの成績でリーグトップとなり、去年右ひじの手術を受けた影響でバッターに専念したことしは記録的なシーズンとなりました。
2024年シーズン成績まとめ
▽出場 159試合(自己最多、チーム最多)
▽打率 3割1分(リーグ2位、自己最高)
▽ホームラン 54本(リーグ1位、自己最多、ドジャース球団新記録)
▽打点 130(リーグ1位、自己最多)
※松井秀喜さんの持つシーズン116打点の日本選手最多記録を更新。
▽盗塁 59(リーグ2位、自己最多)
※36回連続成功でシーズン終了し、成功率93.6%。
※イチローさんの持つシーズン56盗塁の日本選手最多記録を更新。
▽得点 134(リーグ1位、自己最多)
※イチローさんの持つシーズン127得点の日本選手最多記録を更新。
▽安打 197(リーグ2位、自己最多)
▽OPS(出塁率+長打率) 1.036(リーグ1位)
歴史に残る記録も数多く達成
さらに、今シーズンの大谷選手は歴史に残る記録も数多く達成しました。
・通算ホームラン 225本(日本選手・アジア出身選手最多)
4月21日、本拠地でのメッツ戦で打った今シーズン5号が大リーグ通算176本目のホームランとなり、松井さんが持つ日本選手の最多記録を更新しました。その後、シーズン終盤には韓国出身のチュ・シンスさんが持っていたアジア出身選手の最多記録、218本も更新しました。
・ホームラン40本、40盗塁の「40-40」(大リーグ史上6人目)
8月23日、本拠地でのレイズ戦でホームラン1本、盗塁1つを記録して到達しました。最後は自身初のサヨナラ満塁ホームランで達成するという劇的な展開でした。
・ホームラン50本、50盗塁の「50-50」(大リーグ史上初)
9月19日、マイアミで行われたマーリンズ戦で6打数6安打10打点、ホームラン3本、2盗塁という驚異的な活躍で達成しました。「40-40」の達成からわずか3週間ほど、右ひじの手術を受けてからちょうど1年となる日に、WBC=ワールド・ベースボール・クラシックで優勝を果たした思い出の球場で新たな歴史を刻みました。
・打率3割、ホームラン30本、30盗塁のトリプルスリー(日本選手初)
シーズン最終戦で打率3割以上を確定させ、大リーグの日本選手では初めてトリプルスリーを達成しました。「50-50」を達成した19日以降は最終戦までの10試合で43打数27安打の打率6割2分8厘と驚異のペースで最終的には自己最高の打率3割1分まで上げました。
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