国内のサッカー大会をめぐっては、Jリーグのユースチームや高校のチームで争うリーグ戦などの大会が7月と8月にも行われていて、熱中症のリスクが指摘されています。

また、去年7月には埼玉県内で行われた大会で40代の男性が試合後に倒れて、その後、死亡しました。

こうしたことを受けて日本サッカー協会は、踏み込んだ対策が必要だとして、21日までに暑い環境での活動について方針をまとめました。

具体的には、
▽来年度から協会が主催する大会のほか、審判や指導者の講習会を原則、7月と8月には行わないとし、
▽高体連が主催するインターハイや、全国中学校体育大会などほかの団体が主催する大会についても、安心・安全な環境が確保できるよう日程の調整などについて協議を進めていくことなどが盛り込まれています。

一方で、涼しい地域や屋内、ナイターでの開催など暑さへの対策を取って活動できる場合については実施を認めるとして、協会として、資金の支援や制度の見直しなど適切なサポートを行うとしています。

協会は「サッカー、スポーツは命を危険にさらしてまで行わなければならないものなのか、サッカー界全体が一度立ち止まり、真剣に考えなければならない時期にきている。悲しい事故を二度と起こさない強い決意をもって向き合う」としています。

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