【セガサミー-日本製鉄東海REX】七回裏日本製鉄東海REX2死一、二塁、宮本涼太選手が右前に勝ち越しの適時打を放つ=岐阜県大垣市北公園野球場で2024年5月4日午前、黒詰拓也撮影

 社会人野球の第76回JABAベーブルース杯は4日、岐阜市の長良川球場などでリーグ戦6試合が行われ、日本製鉄かずさマジックと、鷺宮製作所が4強進出を決めた。既に予選通過を決めている日本製鉄東海REXと三菱自動車岡崎とともに5日の準決勝に臨む。

 A組では2勝で並ぶ日本製鉄かずさマジックとHonda鈴鹿が対戦。日本製鉄かずさマジックの打線が14安打で13得点を挙げ、ベテランの橘朋晃投手が制球良く投げて5回1失点。七回コールドで3連勝を飾った。

 B組では日本製鉄東海REXが、セガサミーに4―2で勝利。先制されながらも宮本涼太選手の適時打などで点を重ねて逆転した。投手陣が粘り、二回以降は無失点で、3連勝として準決勝へ。王子は信越クラブと対戦し、4番の吉岡郁哉選手の適時打などで得点し、8―1で快勝した。

 C組ではエイジェックが東邦ガスに2―1で競り勝った。同点で迎えた七回に高岡佳将選手が勝ち越しの本塁打を放ち、先発の金城乃亜投手が完投した。

 D組では鷺宮製作所と東海理化がぶつかり、九回を終えて0―0の同点。無死一、二塁から始める延長十回、鷺宮製作所が無失点で抑え、直後の攻撃で無死満塁とした後、竹原祐太選手が粘って押し出し四球を選び、試合を決めた。

 北海道ガスは西濃運輸から小刻みに点を奪って5―3で勝利。D組は鷺宮製作所と東海理化が2勝1敗で並んだが、直接対決を制した鷺宮製作所が準決勝進出となった。

 準決勝は日本製鉄かずさマジック―鷺宮製作所、三菱自動車岡崎―日本製鉄東海REXの組み合わせとなった。最終日の5日は、長良川球場で準決勝2試合と決勝が行われる。【黒詰拓也】

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